道月住職開運グッズは霊感商法?作っては潰す開運業者と振込口座

敬天新聞7月号

丹波哲郎ファンの月香ちゃん

 当紙で追及してきた丹波哲郎の勧めで天台宗系寺院に出家したという大僧正・道月住職の開運グッズは霊感商法?に関連し、多くの情報が寄せられるようになった。

 道月住職は、十一年前に金井月香と名乗り「霊性の虹」という著書を出していて、鳴かず飛ばずの占い師をしていたらしい。交通違反で警察官に車を停められた際「Gメンの丹波だ!」と答えたと言う名俳優・丹波哲郎が霊界に目覚めて興した来世研究会に、金井月香は丹波哲郎のファンとして入会していたという。

 丹波哲郎が故人となった今、「丹波哲郎の盟友だ」と道月住職が触れ回っても確かめようは無いけれど、丹波哲郎の親近者は当紙の取材に対し「道月住職?知らないなぁ」「けれどこの顔は(写真を見て)来世研究会の催しで見掛けたことはありますね。彼女が丹波先生の盟友?死人に口無しってことですかね」と言っている。

坊主がギャンブル祈願?

 金井月香著書「霊性の虹」は「輪廻転生」といって、死んであの世に還った霊魂が、 この世に何度も生まれ変わってくることを説いている。

 カルトが信者を洗脳し財産を奪う為に出家させる時に悪用する、現在の苦労は未来の自分が良くなる為にあるというカルマや因果応報という考え方だ。

 因みにオウム事件で逮捕された最後の逃亡者高橋克也もカルマの呪縛が解けず、未だブタ麻原の復活を信じる気骨と成っている。

 また、平成十八年に霊能者・江原啓之出演の人気番組で影響を受け、生まれ変わりの論理を信じた埼玉県川越市の中学二年生が「もっと出来る人間になって絶対に生まれ変わる」という内容の遺書を残し自殺する事件が起きた。現実逃避する危険な側面を持つ。

 しかし、道月住職が現在やっているのは、身に着けるだけで願いが叶うという開運グッズの販売で「あの世」の考えでは無く、この世で今ご利益を得る(ギャンブル連勝!宝くじ高額当選!)という「現世利益」であり、グッズを着用しても御利益の実感が得られないという者には、不安を煽り高額な祈祷を勧めるという著書にある思考とは良くも悪くも全く矛盾したものだ。

 鳴かず飛ばずの霊脳者や占い師等が、先生と呼ばれて煽てられ、悪党から夢にまで見た宗教法人の代表を持ち掛けられ、気が付いたら首謀者に祭り上げられていたというミニカルトの誕生秘話を聞いたことがあるが、道月住職は二年前に宗教法人福富寺の代表に就任したというが心当たりがあるなら事件になる前に目を覚ました方がいいよ。

 というのも、道月住職に関連する霊感・開運商法で、ようやく被害者の会が出来始めたからだ。

 近畿地方には開運業者を纏めて裏でゴッソリ稼いでいる黒幕がいるそうだが、一味は広告代理店を名乗ったりするそうだ。

 当紙の追求で警視庁が一部口座を差し押さえたというが、闇勢力の資金源になっていないか徹底的に調査をするべきだ。

ジオヒロヤを逮捕せよ!

 当紙が勝手に呼んでいる大阪淀川グループの一つ「サクセスライフジャパン」は、神のお告げで開眼したという「二階堂春江先生」が開発したという「三神願珠」という数珠を売り、例の通り不安を煽り高額請求してくる悪質業者だ。

 このサクセスライフジャパンが送金を指示する振込み先は「ジオヒロヤ」と称する名義の銀行口座なのだが、同じく調査をしていた「盲目の霊能者・神郡成美先生」のヒミラース霊視鑑定所(淀川区西中島七ー一ー三)の口座が「テラオヒロヤ」である。

 これら口座を調査したところ、名義人は兵庫県尼崎市武庫之荘六ー一ー三二及び尼崎市武庫之荘西二ー四九ー一六の「テラオタクヤ」を名乗る人物だということが分かった。

 このことから「テラオタクヤ」なる人物は「寺尾拓也」と書き(也は哉かも)、苗字を「テラオ」「ジオ」、名を「ヒロヤ」「タクヤ」と振り仮名を変えて複数の口座を不当に開設したことが想像できる(心当たりの被害者は告訴しよう)。そして返金を迫るうるさい客に対応するのは田中寛紹(Jコーポレーション・淀川区西中島五ー七ー一九)という茶髪の兄ちゃんだ。

開運商法は御当地利権

 このように開運業者は、新たな店を開設しては顧客が騒ぎ始めると店を閉め、悪質商法を繰り返しているのだが、同時に振込口座を開設しては閉鎖している。

 しかし、大手金融機関では振り込め詐欺といった事件に口座が悪用されることから昨今、名義貸し行為や新たな口座の開設には厳しくなっている筈なのに、開運業者が適当な店名などで、口座を作っては潰すといった行為を繰り返し行えているのは腑に落ちない。

 大阪方面の銀行支店長は開運業者を牛耳る闇勢力に金玉でも握られているのか?因みに大阪淀川グループの開運業者振込口座は以下の通りである。心当たりのある人は注意をして欲しい。

(開運口座一覧)

@サクセスライフジャパン(淀川区西中島)口座:三菱UFJ銀行日本一支店・普0034158エスエルジェイジオヒロヤ
A道月住職の永福舎(淀川区西中島)口座:りそな銀行佐野支店・普0096116エイフクシャダイヒョウキムラアツシ
B道月住職の弟子・常照住職の葉幸堂(京都市上本能寺前町)口座:三井住友銀行京都支店・普8837875ヨウコウドウ
C中条気功研究所(淀川区木川東)口座:近畿大阪銀行野田支店・普0014629ナカジョウキコウケンキュウショ
Dパーフェクトデイズ(淀川区西宮原)口座:十三信用金庫野田支店・普2049823パーフェクトデイズ
E天羽相談所(淀川区宮原)口座:三井住友銀行十三支店・普3835781アモウソウダンジョ
Fエフェルテ(淀川区新北野)口座:近畿大阪銀行佐野支店(普)0018030エフェルテ
(…などなど)

 以上のように大手金融機関の口座を振込先としているものがある。それにしても一流銀行にこんなにも簡単に口座開設出来るものなの?

 やはり大阪方面の開運業者には後ろ盾となっている地元の有力者や組織がいるのかな?

 そういえば橋本徹大阪市長の実父の素性や飛鳥会事件でも知られる通り、人権問題を傘に当局をも手玉に取り行政や銀行を巻き込んだトラブルが昔から絶えない土地柄だからなー。

 取材中に顧問と称する大阪弁の男(080ー6180ー2953)が「堺のファイブウェイが運営しとるんや」と出てきたこともあったしね。

 それにしても広告では一〜三万円程度の開運グッズを販売しているのだから、通帳の記録に一人の客が一度に数十万円や数百万円、或いは同一と思われる人物が何度も入金していて、その合計金額が数百万円や数千万円に至っているものがあったら不思議だなーとか、おかしいなーとか感じないのかね。こんな奴等でも屁理屈つけて守ろうとする弁護士もいるからなー。

輪廻転生する開運業者

 その他グループは異なるが、主婦が九○万円振り込んでしまったという神結工房(大阪市北区西天満)口座:三井住友銀行新大阪支店・普4167088アイリスジャパンや横浜の住所を騙るが実態は大阪の天昇堂(横浜市南区山王町)口座:みずほ銀行新宿支店・普2175101テンショウドウの相談も寄せられている。

 また、ハピネス(渋谷区渋谷三ー十一ー八第三神山ビル七階)、七福堂(渋谷区道玄坂一ー十五ー三ー四〇七プリメーラ道玄坂)は、振り込め詐欺にも使われ警察庁が公開している私設私書箱(アシストライン、オフィスウィングス)の住所で、株bや京華苑といった業者と、振込先がゆうちょ銀行〇一八支店・〇〇八支店で共通し注意が必要だ(返金保証を謳いながら、返金を求めて電話をすると金融屋やホストを思わせる口調の兄ちゃんが高圧的な態度で拒むそうです)。

 道月住職よ!輪廻転生しているのは手を替え品を替え蔓延る悪質業者と違いまへんか?以上の口座に名のある金融機関や警察、国税当局は調査する価値あるんじゃない?

霊鷲山世音院福富寺(三重県三重郡菰野町大字菰野8515-9)・阿闍梨大僧正・道月住職

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