2010/10/01
湘南美容外科クリニック(相川佳之総括院長)が中核をなすSBCグループの稼ぎ頭といえば、今では本家美容整形を抑えて、レーシック専門院「SBC新宿近視クリニック」(苅谷麻呂院長)が主流となっている。日本最大の歓楽街、歌舞伎町にあるSBC新宿近視クリニックが入居するビル(西武新宿駅前ビル7F)には、若者を中心とした多くの患者がひっきりなしに出入りしている。
そのSBC新宿近視クリニックでは、現在『1万症例突破!無料・割引モニター募集!』のキャンペーンを展開している。僅か2年余りで1万件を突破するとは、驚くべき業績である。患者のなかには、片眼だけの治療する者も少しはいるだろうが、両眼で2症例の計算でも5千人近くがSBC新宿近視クリニックの患者になっていることになる。
コンビニやファーストフード店並みに、年中無休で治療(金儲け?)に明け暮れている訳だが、高精度が求められる精密医療機器のメンテナンスは大丈夫なのだろうかと、他人事ながら不安を覚えてしまう。又、著しく使用頻度の高い医療機器の劣化疲労以上に心配なのが、馬車馬のように働いているであろう所属医師の施術レベルの低下である。
しかし、SBC新宿近視クリニックに限っては心配ご無用のようだ。何故なら、SBCグループには、神の手と称されるゴットハンドドクターが集結しているからだ(笑)。少々の過剰労働勤務でも、その神の手が狂うはずはない・・・と思う。特にSBC新宿近視クリニックには、日本でも10数名しか存在しないとされる、レーシック治療4万眼以上の症例経験を持つ、その名も「レーシックゴットハンド」、またの名を「レーシックマイスター」なる天才医師が、日々治療にあたっているとのことだ。
症例が全て両眼治療だったとしても2万人以上を手掛けている事から、キャリア数十年のベテラン医師かと思えば、10年前に医大を卒業したばかりの、まだまだ駆け出しに属するヒヨッコ医師でしかないのだ。副院長でもある自称ゴットハンドドクターの名は、安田佳守臣である。自己アピールでも「レーシック執刀数4万件以上」と、胸を張っているが、どうにも数字が胡散臭い。
というより確実に嘘ではないかと思われる。医大卒業後は、眼科医として公立病院の勤務歴はあるが、本格的にレーシックに携わったのは、4年程前に品川近視クリニックに入職してからであろう。その後、SBC新宿近視クリニックへと転職し今に至るものだ。ということは、実働4年とすれば年間1万件は執刀した計算になる・・・