2008/02/20
国際自動車連盟 (FIA)
が主催する自動車レースの最高峰、フォーミュラ１（Ｆ１）がもう真近に迫った。
しかし、純日本チームとして期待されていた鈴木亜久里氏率いるスーパーアグリＦ１チームの出場が今、危ぶまれている。
昨日は亜久里氏らが、バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われるシーズン前の合同テストに参加する予定で更に、バルセロナでチーム代表の鈴木亜久里氏とテクニカルディレクターのマーク・プレストンが、会見を行うことになっていた。しかし、そのどれも亜久里氏らはキャンセルしてしまった。
亜久里氏らは「スーパーアグリはやむを得ない事情により、今週のバルセロナテストに参加いたしません」という声明を発表した。やむをえない事情とは当然資金繰り、マネー、￥についての先が見えなかったからだろう。昨年、ワケ分らないＳＳユナイテッドとか云う外国資本からスポンサー料を踏み倒されてから、スーパーアグリＦ１チームに悪運が憑き始めたのか、それとも、「保証屋」大手の全国保証グループの子会社で、詐欺・悪徳といわれる商品先物会社の中でいけいけで脱法営業を続ける商品先物会社の「ばんせい証券」に質権設定されてからスーパーアグリＦ１チームの運が尽き始めたのか…ま、商品先物会社が主な原因だろう。
スーパーアグリＦ１チームの株券に死神のようにくっついて離れない商品先物会社のばんせい証券は、スーパーアグリＦ１チーム以外の企業にとっても資金繰りの足かせとなっている。ひまわり総研という不動産ファンド会社がばんせい証券に架空話、実在しないオイルダラーからの出資話に騙され、散々、手付金を騙されたり取引先への信頼を失わされかけたりしていた。ばんせい証券の恐ろしいのは〝平然と手のひらを返せる〟図太く図々しい神経である。詐欺紛いのエセ話や騙し合いが日常化しており、宴席では経営陣自らが「客殺し自慢」をしないと盛り上がらないという病的な集団であるが、そういう奴ばかりが集い、楽しくて楽しくて仕方がない客殺しを日々やっている訳だから、悪徳といわれる商品先物会社の中でも、急成長しない筈がない。そして口先三寸でどんどん法人客なども取り込んで行き、金を引っ張ってから〝平然と手のひらを返せる〟その神経で資産をドンドン膨らまし続けているのである。
今は恐らく亜久里氏らは、そういう…「保証屋」大手の全国保証グループの子会社で、悪徳商品先物会社のばんせい証券に質権設定やら役に立たないアドバイザリー契約やら融資保証契約やらややこしい書類を取られてしまって、かつ金利とか保証料とかごっそり取られて、後悔もひとしおだろう。誰が考えたって、悪徳商品先物会社の質権が設定されているＦ１チームなんて買いたくはないし、根っから他人を信用できないばんせい証券が金より先に質権設定を外す筈がない。
普通に、常識的に考えたら、ばんせい証券経営陣＆全社員と鈴木亜久里氏を秤にかけたら、断然、鈴木亜久里氏のほうが信用があるに決まっている。だから、鈴木亜久里氏が「まともな企業にスポンサーになって貰うには先に質権設定を外さないと信用が得られず資金が入らない」と懇願したって「人間みな詐欺師」として人を一切信用しないばんせい証券は「いや、質権設定を外してしまうと亜久里氏から金が入らないに違いない！」とセレブの亜久里氏をも「人間みな詐欺師」というはんちゅうの中に入れて考えているから、目の前に１５億円＋「相当のアルファ」が積まれないと質権設定を外しはしないだろう。
鈴木亜久里氏らもばんせい証券と契約する時は、オイシイことを相当吹き込まれたに違いない。で、ギッチリとした…しかし、全国保証やばんせい証券の手には負えない種類の「Ｆ１チーム」という煌びやかな担保を手に入れてからは、とりあえず、〝平然と手のひらを返し〟態度を豹変させたのに違いない。…どの取引先にもやっているように。「いや、私らはそういうこと言ってませんから」「そういう約束はした覚えはありませんから」等と〝平然と手のひらを返〟した筈だ。
しかし、ばんせい証券らは気づいているのだろうか？余りに亜久里氏をがんじがらめにし過ぎてスポンサーからまで敬遠させてしまったら、本当にスーパーアグリＦ１チームがぽしゃってしまい、その株券がほんとの紙くずになっちゃう恐ろしさを。亜久里氏らは自宅は担保に入れていても、ちょい１５億円には届かないだろうし、解散してしまった後のスーパーアグリＦ１チームにはファクトリーだって賃貸だから、残る資産がない。新車の「ＳＡ０８」にしたって、Ｆ１カーって公道を走れないからガリバーやラビットに持って行ったって高額査定してくれないんだぜ。知っているのだろうか？（もしかしたらヤフオクでシャーシやタイヤとかバラ売りしたら、記念品として超プレミアムがつくのかも知れないけど）
債務者は生かさず殺さずっていうけど、今、ばんせい証券は殺しかけてる。Ｆ１開幕は間近だ。もう資金手当てがつかないとやばい。亜久里氏のスーパーアグリＦ１チームが今年の富士スピードウェイを熱く盛り上げてくれる事はあるのだろうか？
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