全国保証グループのばんせい証券が質権設定

している鈴木亜久里率いるスーパーアグリ

F1チーム(エーカンパニー)の売却話―

2008/02/07

 清水エスパルス、CO2排出権を購入5年分に相当する1800トン―日本中の企業がエコ計画に必死な今、エコロジーと真っ向から対立するインド企業に買収されかけ商品先物会社の質権設定までされているスーパーアグリF1チームの行く先は?

 プロサッカーチーム「清水エスパルス」は、試合開催時に排出する二酸化炭素(CO2)の一部を温室効果ガス排出権購入契約で相殺する。相殺先はブラジルの水力発電事業で、この相殺により、国連登録済みの排出権1800トン(CO2換算)を取得する。これにより静岡・日本平での試合開催時に排出するCO2の5年分に相当するモノを。クリーン開発メカニズム(CDM)に基づき三井住友銀行が仲介する。

 1997年の地球温暖化防止会議で採択された京都議定書に基づき、このところ国内の民間企業でも国内排出権取引が導入されはじめている。京都議定書によって定められた日本の温室効果ガスの削減目標は、1990年比にして6%減。この数値は、国内対策だけでは実現が難しい。何故なら1997年の時点で、他の先進国に比べ、日本は出来うる限りの環境ダイエットを行ってきていた。日本を悪く言いたがる国賊アナリストは日本が環境に悪影響を及ぼしてるが如く、殊更いいたがるが、97年の時点で日本はかなりの環境対策をし、産業やら交通やらで排出する二酸化炭素の量の少なさは他国に比べて格段に低い。

 特にアジアを旅行した事のある人なら分ると思うが、中国からインドにかけての太平洋周りの国々の首都なんて、バイクに乗ってる奴は必ずマスクしないと喉がやられ、白いTシャツは一日で洗っても灰色以下にはすすけが取れないくらい、つまり他国は未だにCO2がダダ漏れ状態である。そんな国々が6%の排出量を減らすのと、元々CO2排出量を絞りまくった日本が排出量を6%も減らさなくてはならないのとでは、そこらの100kg級のメタボリックデブと、試合前にもうギリギリまで絞りまくったボクサーに同時に6kgの減量を強いるのと同じくらいばかげた話であり、当然減量済みのボクサーである日本は他国から「ー数kg」をペナルティ購入でもしない限り目的は果たせない。
 だからよく日本を批判するのがカッコいいと思っているアナリストが「排出権購入は金にモノを言わせた誤魔化し行為だ」というのは、ほんなら、お前は他国へ出てゆけ、と国外追放してもよい位の駄弁なのである。で、日本は国策として排出権取引をしなければならない。その位、温室効果ガス問題というのは重大で、特に自動車関連産業などはトヨタのエコプロジェクトに代表されるようにもうエコに反する事には非常に神経質なのである。

 ところで、「純日本チームを」「日本の子供たちの未来の為に」とかいったコンセプトで設立され、それをよしとするパートナー企業によって成り立っているスーパーアグリF1チームが、「エコロジー」と真っ向から対立し、排気ガスとCO2と光化学スモッグをダダ漏れさせている急成長国・インドのスパイスという企業に買収提案をしているのだか、されたのだか・・・?

 今や、資金調達の馬車馬化し昼も夜も\・\・\…金の悪夢に悩まされ、全国保証グループ・ばんせい証券の質権設定にヘドがでる思いの鈴木亜久里氏にとっては、インド人だろうが支那・朝鮮だろうが、これ以上の現状悪化はないだろうから藁にもすがりたい思いだろうが、スーパーアグリF1チームの初期のコンセプトでクロージングを受け、現在、世界的なエコモラルが叫ばれている中でのパートナー企業の思いとしては、幾ら急成長とはいえ、エコロジカルに真っ向から対立しているような国の企業にスーパーアグリが買収される事になると…ただでさえ、ガソリンを湯水の如く使うF1というビジネスのパートナー企業という事で肩身が狭いのを「気持ち」だけで継続してるだけなのだろうから、これ以上続けていく意味があるのかどうか。別に今のインドにイメージアップしてもどうかな、とも思てるんじゃないかなー、と。

 更に、ホンダがいうように、インド人差別というのじゃなく、このスパイスにくっついてやってくるインド人ドライバーのナレイン・カーティケヤンという男のドライバーとしての腕にも信用が置けないそうだから鈴木亜久里氏がホンダの意向を無視して実る話かどうか。今、スーパーアグリF1チームの主役になっているデビットソンも外人だが、こいつは腕がいいとホンダも認めてるわけで、「純日本チーム」という建前より何より必要な存在となっているが、スパイスの金を出すからナレインを使え、という指示に亜久里氏がホイホイ従ってパートナー企業が怒らないかどうか、とか。

 また、鈴木亜久里氏が買収されたくとも、このスパイス側の考えとして、ホンダのエンジン提供というネックの部分が無かったら、スーパーアグリF1チーム、即ちエーカンパニーだけを買収するか、とか。ホンダがいなきゃクルマ、シャシーもエンジンもないファクトリーもない鈴木亜久里スーパーアグリという名前だけのモノを、50億円もの負債を肩代わりしてまで入手するメリットがあるのかどうか?

 例え、法人のエーカンパニー自体はゼロ円であげるよと言われても、50億の負債がくっついてきたり、エーカンパニーの株券の7割には、商品先物取引会社のばんせい証券なんていう会社が質権設定してあるんだけど、なんて言ったら、インド式数学だとかで計算高いインド人がこの取引をおいしいと思うかどうか?
 インド人実業家がソロバンを弾くとしたら、コンストラクターズランキングによるTV放映権料やフォーミュラ・ワンに関しての儲けの総合と広告効果を合わせて50億円がお買い得かどうかということだろうが、それより少しでも安ければ余ってる参戦権を買うのもF1参戦の為の手段だろうし、もう一つ海外のF1チームにも買収提案をしているそうだから、この話も流れるような気がするのだが。

 でもって、明日以降ですが、鈴木亜久里氏のばんせい証券に質権設定された70%分の株式について、詳細、などなど詳しい事をお知らせします。

スーパーアグリF1チームにばんせい証券質権設定トップページ


発行:敬天新聞社
〒335-0013
埼玉県戸田市喜沢壱丁目二十八番の四十三
TEL 048−229−0007
FAX 048−242−5858

敬天ブログ

敬天新聞社ホームページ