『イニシアティブ・スポーツ・フューチャーズ』の調査によると、昨年のF1最終戦「ブラジルGP」が全世界のスポーツ番組で2番目に高い視聴者数を、また瞬時では1位を記録していたそうだ。高視聴率スポーツで1位に輝いたのは、アメリカのプロアメリカンフットボールリーグであるNFLのチャンピオン決定戦、スーパーボウルだった。
国際自動車連盟(FIA)は、レーシングドライバーがF1グランプリの各セッションでF1マシンをドライブするのに必要なスーパーライセンスを取得するための費用を値上げすることになるようだ。国際自動車連盟はウハウハ強気の殿様商売で大儲けだろうが、本当にF1が好きで参加している全てのF1チームの人達は洒落にならないだろう。
殊に本紙でも特集しているSUPER AGURI F1 TEAM(スーパーアグリF1チーム)などは、ただでさえ商品先物取引業者で全国保証子会社のばんせい証券(悪徳すぎてこの数年間で萬成プライムキャピタルフューチャーズとか入りや萬成証券とか、もう幾つも社名を変えて何が何だか分らない商品先物会社)から、自社株を質権設定されてまでつなぎ資金をつままなきゃならない程、金に忙しいのに、この上、F1参加する為の資金的ハードルを上げられてはたまったもんじゃない。
鈴木亜久里氏率いるSUPER AGURI F1 TEAM(スーパーアグリF1チーム)は新年最初のグループテスト初日の14日、トラブルに見舞われわずか10周しか走ることができない幸先の悪い2008年を迎えた。続く3日間、SUPER AGURI F1 TEAMは初日に起こったオーバーヒートの問題を解決するために必要なパーツの到着を待っていたが、正午にジブラルタルに到着することになっていた飛行機が技術的な問題を起こしてしまい、コンポーネンツはマラガに空輸。スーパーアグリF1チームスタッフはヘレスサーキットまで陸路でそれを運ぼうとしたが、道路工事のためにマラガからの高速道路が閉鎖されており、それらのパーツはテスト終了に間に合わなかった。本年のスーパーアグリF1チームの行く先を示すような暗雲漂うグループテストであった。厄年とか、不幸は重なるものだとか、日本人は不幸が起きると慎重になる。モナコ在住の鈴木亜久里さんも今年は行動を控え目に、と日本の神様がSUPER AGURI F1 TEAMに啓示してくれているのかも知れない。
F1界は新年の新車発表ラッシュ。一月中にフェラーリ、マクラーレンから日本勢まで続々と発表を行った。鈴木亜久里のSUPER
AGURI F1 TEAM(スーパーアグリF1チーム)も1月中は何かとお金に忙しかったろうが、それでも今月十九日スペインのスペインのカタロニア・サーキットでSA08と呼ばれることになるSUPER
AGURIのニューマシンをお披露目することになる。その場に出席するのはチーム代表の鈴木亜久里、テクニカルディレクターのマーク・プレストンをはじめとするチームの面々。新車と同時にドライバーズラインアップも明らかにするようだが、現時点ではこの件に関する詳細は明らかになっていない。
先週発表されたFIAのエントリーリストには、SUPER AGURIのドライバーとして佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンが明記されていた。しかしSUPER
AGURI側からは、SA08を駆る2人のドライバーに関する発表は今のところ行われていない。そして、巷の噂ではインド企業に買収してもらって資金繰りを付けようとしているらしいがインド企業としては自分とこがケツをもっているインド人ドライバーを押してたりするそうで・・・かつ、どのインド企業、「スパイス」グループだか何とかいう辛ーい社名の組織だけに交渉も条件も「激カラ」に違いない。鈴木亜久里、自分の理想とするF1チームを存続できるのか。
発行:敬天新聞社
〒335-0013
埼玉県戸田市喜沢壱丁目二十八番の四十三
TEL 048−229−0007
FAX 048−242−5858