ばんせい証券へのスーパーアグリ

F1チーム株担保融資に対する取材申し入れ

本紙よりばんせい証券へ「取材の申し入れ」を行った。
本紙取材だけでも充分なのであるが、張本人から色々聞ければ
それにこしたことはないからね。 (以下、その内容)


 

貴社事業に関する取材申し入れ

ばんせい証券
代表取締役社長
藤井史郎 殿
〒335−0013

埼玉県戸田市喜沢一丁目28−43
TEL048−229−0007
FAX048−242−5858
敬天新聞社
記者 吉永 健一

 当方は「国賊は討て」のスローガンのもと、国益と国民の権益を侵すものを徹底的に排除することを使命とし活動する団体である。
 昨今、一般投資家から広く出資を募る投資事業には、投資マネーを騙し取ることのみを目的とした極めて悪質な事例が多くある。特に、投資事業有限責任組合法ファンド)が施行され誰もが自由にファンドの組合員になれることに伴い、多種多様なファンドが乱立している。無論、その中には詐欺同然の悪質業者が多く紛れているのが実情である。 当方はこれ等の悪質業者に対し、独自の糾弾手段で対象業者を駆逐し、併せ投資者保護を行なってきた。
 さて、貴社の主たる事業である商品先物全般については、貴社のみならず業界全体を対象とした糾弾活動を継続的に展開してきたことで、当方が業界健全化を果たしてきたとの自負がある。その過程に於いて、貴社を直接対象とした糾弾活動を実行したこともあり、それ以降は貴社の動静を注視してきたという経緯がある。直近での貴社の事業活動は、商品先物事業から証券事業へと転換している模様で、営業収入に於いても証券事業が主力となったようだ。他にも、前段に記したようなファンド事業にも参入し、不動産業等の他業種とのファンド組成に積極的に取り組んでいるとも聞く。
 ただし、付け焼刃的な安易なファンド事業への参入については不安要素が多々あり、当方としてもその先行きには特に監視が必要であると考える。
 斯様な現状に於いて、貴社の筆頭株主である「全国保証」と、その傘下企業である「野村エステート・ファイナンス」が参画し、そして貴社が中心的な役割と結果責任を果たしたと思われる、許容し難い融資案件の内情が当方に届いた。そこで、これ以下に記す質問を軸とした面談による取材を、貴社代表及び当該案件担当者へ申し入れるものである。

一  平成19年2月13日、スーパーアグリF1チーム及び鈴木亜久里と、ばんせい証券鰍ニで締結した「財務アドバイザリー契約」(以下、本契約)について。

 1 本契約の内容は、F1チームの株式譲渡先探索をはじめ、他の資金調達を含めた財務全般に貴社が携わるものであるが、F1チームに出資する既存スポンサー各社は本契約の存在を承知しているのか

 2 本契約締結の翌日、野村エステート・ファイナンスが貸主、エー・カンパニーを借主とした15億円の金銭消費貸借契約鈴木亜久里連帯保証)が実行されているが、これは貴社が本契約にある資金調達を遂行した上での結果であるのか。

 3 本契約遂行上の結果とするなら、本契約にある報酬規定に基いた手数料4千500万円を貴社が受領したと判断して間違いないか。

 4 2の金銭消費貸借契約は、借主が最終弁済を実行することなく、結果、貸主が回収不能の不良債権を抱えるに至ったが、借主と本契約を結ぶ貴社は何某かの責任を果たす立場にあると思えるが。

二  貴社にて保有するエー・カンパニー投資債権について

 1 貴社が現在保有する15億2千200万円のエー・カンパニー投資債権は、一ノ2の金銭消費貸借契約が回収不能となったのを受け、債権者の野村エステート・ファイナンスより貴社が引き受けたもので間違いないか。

 2 関連会社間で債権移動が実行された模様だが、その譲渡額は幾らであり、又、適正な評価が為された金額であったのか。更に、15億円の金銭貸付債権であったものを、貴社が投資銀行事業の枠内である投資債権として処理保有する理由とは。

 3 当該投資債権にはスーパーアグリF1チーム社の株式に、所得を前提とした70%の質権設定が為されているのは事実か。

 4 3が事実であるなら、現時点に於いて貴社はF1チームの実質的オーナーといえる。この事実をF1チームに出資する既存スポンサー各社は承知しているのか

 上記の質問事項を査収の上、先だって貴社訪問時に交わした約束通りに、当方の申し入れに対し迅速且つ真摯な対応で臨まれることを期待する。

以上、用件のみにて


発行:敬天新聞社
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