2009/04/06
一昨日の「戦艦大和を旗艦とする艦隊戦士慰霊塔再建修復基金チャリティ無料コンサート」は素晴らしかった。塔建設にあれだけの深い意義や思いがあった事など全く知らなかった。遺族代表の方の「大和の乗組員だけがいつも取り上げられるが、大和を守る為に同行した駆逐艦や巡視船に乗っていた自分の夫も忘れないで欲しい」と話された時には思わず涙が出た。思い出して書いている今も胸が熱くなる。また別の来賓の「これは本来、国の事業ではないのか」という言葉も成る程である。
我々は今、先の大戦で勇敢にも御国の為に戦い散って行った方々の犠牲の御陰様で平和、豊かさを甘受している。その感謝と誠を一時も忘れてならない筈だ。国も国民も余りに無関心ではないのか。私も初めて知ったが、この塔は故衆議院議員迫水常久先生が軍人の誇りと偉業と勇気と感謝を忘れてはならない、と広く全国に呼びかけ高松宮殿下が揮毫されたそうである。
それが四十数年を経て潮風等で自然腐敗が酷くなり設置されている徳ノ島三町が中心となって、改修募金活動を始めたそうである。しかし二千数百万という金は徳ノ島三町だけではなかなか集まらない。そこで故郷の支援にと有志会が設立された次第であった。
徳ノ島或いは群島出身の人達が総出でボランティアとして出演されていたが、その地域に根付く伝統文化、芸能は矢張り大事にするもんだなー、とつくづく教えられました。また沖縄にも近いし、中国、韓国からの文化もあるのかなー、という感じも受けた。
また一ついい話。一昨日のチャリティショーを改修工事をしてくれる会社の人も見に来てたそうだが、私と全く同じ感想で塔建立の意義と皆さんの熱い思いを知って、私達も何か協力したくなった、と募金のまだ足りない分の一〇〇〇万円近くを値引きして工事をやってくれるそうです。是非、そういう男気ある企業は名前を公表して国の仕事を優先してあげたいものです。
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