(敬天新聞10月号)
平成二十年九月二十七日夕刻、日本青年館において尊友同志会主催で国学院大学教授大原康男先生をお招きし「東京裁判と『A級戦犯』合祀」と題した講演が行われた。 一番重要なのは、戦犯合祀問題はあくまでも国内問題だということ。これは日本人自身が決める問題で、中国が関与すべき問題ではない。中国は「靖国神社は、千人以上の犯罪人を祀っているから、政府の公職者が参拝するとアジア近隣諸国と日本人民の感情を傷つける」と何十年も言いがかりを続けている。東條英機氏らA級戦犯と呼ばれた人だけ分祀しろと言っているのではない。この言いがかりに媚中の連中が加勢している。 一度分祀を行ってしまえば、気分次第では日本の為に戦った戦没者の英霊すべてを分祀しろと言い出しかねない危機的状況なのである。 そもそも戦犯という立場は、日本が「主権」を喪失した時、日本国家の意志とは無関係にアメリカら連合国が一方的に言い渡したものだ。日本政府も戦犯と言われる人達を国内法上の犯罪人という認定はしていない。 講師の大原先生も「サンフランシスコ講和条約によってA級戦犯合祀が拘束されるといったようなことは、法理論から見ても話にならない。戦犯でも放免されて、首相・大臣を勤められている。国際問題ではない」と主張している。 講演では東條英機氏のお孫さんで、「凛として愛する国へ」をスローガンに日本の正しい歴史・伝統・文化認識を啓蒙しておられる東條由布子(とうじょうゆうこ)さんも御挨拶をされ、今後の日本の向うべき道を語られていた。 |
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