五・一五奉納演武 武魂伝承祭

2010/05/17

五月十五日 靖国神社にて昇殿参拝の後、能楽堂に於きまして祖国の国難に殉じ靖国に祀られた英霊の御霊と、古賀不二人先生(不二流体術の始祖)および五一五烈士の御心を奉る奉納演武が開催されました。また奉納演武終了後、靖国会館にて直会が行われました。

                   

今から七十八年前の昭和七年、檄文「日本国民に檄す!」に見る主張のもと、政党財閥以下の腐敗と世の混迷を坐視するに忍びず、海軍青年将校、陸軍士官候補生、民間有志らは、昭和維新を念願して首相官邸その他を襲撃、所謂五・一五事件が勃発した。

区々たる一身を顧みず世直しに立ち上がった彼らの行動は、祖国の危難打開に向けた真摯にして激越な愛国精神に裏打ちされていた。

当事、国民二十万以上が助命減刑嘆願書に署名したことをもってしても、蹶起者の至誠にいかに感銘したかが判然しよう。

我らはこの日に、此処靖国神社境内において、五・一五諸烈士のみならず、祖国の永劫を祈りつつ戦陣に斃れられたあまた英霊の御霊に、改めて武の心の継承また伝承を誓いたいと思う。日頃の鍛錬の成果を奉納すべく、武魂伝承祭を執り行うゆえんである。

二百四十六万六千余柱英霊の御霊に感謝のまごころを籠めて

大地社 代表 水谷浩樹

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