(2009/11/25)
民族派の重鎮である阿形充規先生が古希を迎えられた、というので藤元正義会長が起案人となって、若い人達主催の祝いの会があった。場所は本来なら阿形先生の祝いの場所には似つかわしくない安い居酒屋だった。来賓の挨拶は私も全く知らないような若い人達だった。
詳しくは知らないが、一口に民族派といっても系列や系統、所属する団体によって多種多様の考えがあり、一同に集う事は意外と少ないのである。連休の中日で、しかも当日は雨だった事もあり、集まりが悪いのではないか、と危惧されたが、個々の参加を呼びかけたにも拘らず50名近くが入りきらず、急遽、別室を増やしての祝宴だった。
阿形先生の人徳なのか、藤元会長の配慮なのか、祝宴の楽しさに一時会が終了しても誰も帰らず、急遽そのまま時間延長したほどだった。縦・横の枠を外しての意見交換は有意義で、こういう集りは何度でもやりたいという声が多かった。
この伏線は一年前に遡る。やはり若い人達の手作り祝宴で青思会の近藤さん、鹿島さん、正氣塾の若島さんの還暦を祝う会があったのだが、その時の雰囲気がとても楽しく、ぜひ阿形先生の古希の会もこういう雰囲気の中でやろうと皆で話し合っていたのだ。
とは言っても阿形先生にはもう一つの大きな顔がある。こんな居酒屋では阿形門下生から苦情が出るのではないかという心配もあったのだが、庶民派人情家の阿形先生の「皆さんにお任せします」の一言で和やかな祝宴と相成ったのである。
白 倉 拝
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