国士舘大学創立九十周年記念

創立者柴田徳次郎先生を語る集い

 

 十一月四日(日)国士舘大学創立九十周年を記念して「創立者柴田徳次郎先生を語る集い」があったので、私も出席した。ゲストの先生方の話を聴いて改めて柴田徳次郎先生の偉大さを感じ、創立に関わった先生方が、頭山満、井上準之助、野田卯太郎、渋沢栄一、徳富蘇峰という歴史上に名を成す人物だという事を再認識し、より誇りを持った次第である。
 ところで父兄からの質問にもあったのだが、「国士舘の教育に期待して入学させたのに、自分の息子が全く礼節がなっていない。学校ではどのような指導をされていますか」という言葉に代表するように、実は軟弱になった日本に憂いを覚え、今こそ日本人に武徳が必要と考えている親は多い。
 時代に流される事が少子化対策に生き残る経営術と勘違いし、その為には建学精神さえ忘れ、自分の政権を如何に生き伸ばすかにしか、心血を注がないバカ経営者達よ、少しは恥を知れ!どんなに時代が移っても、どんなに流れが変っても、日本人として、人間として亡くしてならないものはある。九十年前に理念として、掲げられた「国護る母校を衛る身を守る」にしても、「誠意、勤労、見識、気魄」にしても、色褪せるどころか、むしろ輝いて見えるじゃないか。
 今こそ国士舘建学精神を日本国民は求めているのだ。時流に流される事はない。長い間に風雪はある。それを乗り越えながら、本物は出来上がっていくし、人も認めるようになる。
 国士舘の教職員はもっと誇りを持て。
 時に経営陣は、大学の金を持ち逃げしたような男(原田優)に訴えられて、オロオロしたり、隠したりして、恥ずかしくないのか。本来なら、こんな破廉恥野郎は市中引き回しの上、獄門さらし首というのが当たり前だろう。何故、斬って捨てぬのだ。
 経営陣は何故、見て見ぬ振りをする。金を受け取った時、領収書の中に学長と理事長の捺印があるというし、立会人の中に現理事の坂井正郎氏(偽者)の名刺を持った男までいたんだよ。そんな中で業者から、金を四〇〇〇万円も受け取ってるんだよ。これで知らん振り出来るかい?
 しかもこの腐れ外道が大学を訴えているんだよ。どの面下げて訴えれるんだよ。長い間お世話になって就職までさせて貰って、その職場で職務を利用して、大金をネコババし、恩ある母校の顔に泥を塗って。普通なら恥ずかしくて顔向けできないし、腹でも切って、お詫びするのが国士舘の職員の姿だよ。その原田が大学を訴えるとは、本末転倒な筈だ。それを大学側が一般的な対応さえ出来ないとはどういうことなんだ。
 やはり経営者側の誰かが原田から金を貰っているのではないか、と疑わざるを得ないだろう。正しい事にイエス、悪い事にノーと、何故言えぬのか。そんな腐り切った学内では学生に教育を指導する資格はない。不正は正すべきではないのか。私はOBとして皆さんに見識、気魄を問いたい。

国士舘大学OB  白 倉 康 夫

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

 

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