日本の武士道精神は、やはり生きていた。 確かにテロは、時として無差別殺人にも直結するわけだから、法治国家にしてみれば許しがたい犯罪である。 日本人は宗教に関して寛大なのか疎いのかわからぬが、多神教のため、他宗教をあまり批判したりはしない。それはそれで、忘れっぽく飽きっぽい日本人気質に良く合っていて素晴らしい(中には創価学会みたいに他宗教を認めない宗教もあるが)。 | ||
“文明の衝突” | ||
それにしても宗教には理解できない事が多々ある。 とイスラム教に一定の理解は示したものの、無差別テロを許すわけにはいかない。そもそもイスラム教とテロを同一視してはいけない。イスラム教徒の大半はテロとは無関係で、他人に迷惑をかけずに生きているのだ。 それにつけても日本の政治家のレベルの低さは今に始まった事ではないが、世界中がテロに立ち向かおうと統一歩調を進めている時に、気合が入っているのは小泉総理だけで、社民党や共産党の発言などは論外であるが与党内にも足を引っ張る者もいるのだから始末が悪い。 | ||
再びアフガンへ | ||
筆者はアフガンから帰国直後の田中氏に会った。空爆が始まり命からがら帰国してきたのかと思いきや、再度アフガンへ向かうというのである。今自分達にできる事は何なのか自問自答しながら、現地で武道の演武を披露したという。 しかし次回は強力な助っ人が加わる。氏の友人で拓殖大学学友会副会長の谷口東太氏である。武道一筋の田中氏では難民募金活動は大変と、人脈の広さで支援を買って出たのである。 どうか読者の皆さん、彼らの誠意と勇気ある行動に御協力をお願いします。不景気でそれどころではないという気持ちは分かりますが、まだこの日本では食うに困るところまでは行っておりません。僅かな志と義で結構です。田中光四郎氏一行にご協力を!筆者も彼らの爪の垢を煎じて飲んだ心境で、ささやかながら応援させてもらっています。 | ||
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