社主の独り言(渋口)

(敬天新聞12月号)

▼日本維新の会の代表である橋下市長が週刊朝日に叩かれたことについて考えてみる。橋下市長が在日で同和出身であることは知らなかった。

 実父は生まれて直ぐに別れていて、同和地区に関係ない母親に育てられているわけだから、それでも同和出身というのだろうか。父親が韓国人で被差別部落出身というから血は間違いなく流れていよう。しかし本人は日本人として育てられ、日本人の学校を卒業して、心も身体も日本人として自覚していたかもしれない。

 私は橋下市長の考え方、政策、実行力、逃げない姿勢等、政治家としてのリーダーシップを高く評価してるし、好きである。恐らく朝日は橋下氏が保守系的な言動をすることが気に食わなかったのではないか。

 本来なら朝日系は人権を錦の御旗にしてるわけだし、被差別部落や韓国・北朝鮮、中国を初めとした外国人に一番理解を示すマスコミじゃなかったのか。保守系を潰すためなら人権も被差別部落も在日も無視してしまうのか。それでは日頃、言ってる金科玉条は全て嘘ということではないか。

 過去に橋下氏の父親が暴力団であったことなどは他の週刊誌でも書いていたが、そんなに問題にされなかった。朝日は橋下氏が余程憎かったのだろう。実父が在日韓国人の被差別部落出身者で、しかも暴力団で覚せい剤中毒者で女癖が悪く、最後は自殺した。また弟の愛人の子(橋下氏の従兄弟)は金属バット殺人事件者である。それも「橋下の政治手法を検証するつもりはない。奴の本性を暴く」のだ、では幾らなんでも酷過ぎる。

 あれだけ暴いて週刊朝日は何を訴えたかったのだろう。政界からの抹殺が目的なら、役者が一枚上だった橋下氏には通用しなかったが、人気を落とすのが目的なら十二分に効果を発揮するだろう。単一国民意識が強く、本音をあまり表に出さない日本人に、これだけの濃い情報を発表したら嫌悪感を抱く国民は確実に増えるのは間違いない。じわりじわりと橋下氏に堪えてくるのではないか。

 今橋下氏が国民受けするのは国会議員にスターがいないからである。地方都市首長と総理というのは責任感が違うから一概に同等評価はできないが、民主党政治が酷過ぎることもあって、尚更橋下市長や石原都知事のように物をハッキリいう人が受けるのである。しかも二人とも外国に対しても毅然とした対応が取れそうなイメージがある。

 二大政党が今一責任感がないし、議員が小物で「飯を食うための政治家」に就職しているようなイメージの奴ばかりだから尚更である。私は国の為に国民の為に力を発揮してくれるのなら出自はあまり問題にしない。ましてや従兄弟が殺人者であっても全く関係ないと思っている。だが普通の人の感覚はどうだろうか。

 例えば今はどうか知らないが警察官になるには親族に前科者が居れば本人が優秀であっても採用されないと聞いたことがある。公務員だってついこないだまで外国人はなれなかった。公務員だけではない、殆どの企業が外国人を避けた。だから就職できない在日関係者は証明書の必要ない実力の世界へ飛び込んで行ったのである。歌の上手い者、顔やスタイルに自信のある者は芸能界に。運動神経のいいものはスポーツの世界に。そして腕っ節の強かった者はヤクザの世界に。そしてそれらの世界を席巻支配しているのは殆どが在日韓国・北朝鮮人である。外国で生きる逞しさ、ハングリー精神が彼らを成長させたのだ。

 実業界でもそうだ。成功している在日は沢山いる。農耕民族として争いを好まない日本人に対して騎馬民族の流れを汲む血脈なのかもしれない。国としては対立している韓国と北朝鮮であるが、在日の場合学校は総連系の朝鮮学校に行く。民団系の韓国学校は日本には二校しかないのだ。

 竹島問題で橋下氏が共同管理がよい、と言った。確かに今は韓国に実行支配されてるわけだから、力で奪い返すには戦争を覚悟しなければならないだろう。そこまでの覚悟が国民にあるとは思えない。だが、譲るわけにはいかない。先の大戦で負けたことがトラウマとなり、アメリカの洗脳、戦略もあって、抗議していいことも抗議してこなかったことが、相手を調子に乗せて来たにすぎない。遅ればせながら徐々に意見を言うべきである。決して一過性にしてはならない。

 今の橋下氏の考えには賛成であるが、橋下氏が将来韓国・朝鮮人の血が騒ぎ、同士、仲間にばかり有益な行動に走り、日本に不利益な行動をしなければいいがというのが懸念材料である。何故かと言うと「故郷に錦を飾りたい」という気持ちは誰の心にも夢としてあるし、祖国愛というのもまた誰の心にも存在するからである。橋下氏の心の中にどちらの気持ちが強いかである。「立ち上がれ日本」の代表である平沼赳夫議員が認めてるうちは大丈夫だろうとは思うが、ここは日本国であることを忘れずに政治をやってもらうことを願うばかりである。

▼やはり政権与党と言うのはある程度方向性、政策の一致を見た集団でないと全く話にならないことを教えてくれたことが民主党の唯一の交代意義だった。本当にひどい政党だった。

 政権与党でありながら、とうとう最後まで基本である綱領さえ持たなかった。個々にはしっかりした者もいるのだが、何せ民主党設立の立役者小沢、鳩山、菅がひどすぎた。小沢の目的は民主党利権を独り占めすること(現実に陳情を一本化した)、鳩山は国境を無くすこと(日本は日本人だけのものではない、との考え。秘書は韓国人)、菅は国の秩序を壊すこと(北朝鮮に関係のある奴に数千万円寄付していた)。いずれにしてもこの三人の目的は国の解体だった、と言っても過言ではない。

 国民にとっては三年間の空白、無駄、後退ではあったが、自民党が下野したことは意味があった。民主党に政権が変わったからこそ自民党のよさも再認識されたし、民主党への期待も泡だったことがわかった。自民党が長年の与党に驕り、傲慢、癒着、賄賂、無駄使い等がひどかったから、やはり一度落として冷や飯を食わせた国民の判断は正しかった。

 しかし、代わりに選んだ当初の民主党のイメージ、さわやか、清廉、優秀がとんでもない食わせ物だった。鳩山は思いつきの嘘八百を並べて寝ていた沖縄県民を起こしてしまい収拾がつかない状態にしてしまったし、菅は外国人献金問題で自認を覚悟の次の日、東日本大震災が起こった。一人パフォーマンスを繰り返しただけで、復興復旧に何の努力もしなかったし、一度としてリーダーシップを発揮してみせることはなかった。小沢は疑われた「政治と金」に対して国民に説明責任を果たさない。自民党時代から中国や韓国に恫喝される度に金を出し食い物にされ続けた。

 竹島に対しても、尖閣諸島に対しても、もっと早くから敵国に苦情や正論は言うべきだった。何も言ってこなかったからこそ、その延長線上に今の問題がある。たまたま今、こうなったのは相手国の事情もあるのだが、何も決められない民主党での混乱振り、親韓親中議員が多い民主党の外交政策が見透かされた上での敵国の行動である。一昨年、海上保安庁の巡視船に体当たりした漁船の船長を逮捕しておきながら次の日釈放した、あんな弱腰、媚中政治が付け込まれているのである。

 考えてみれば、政権を取った民主党が一番最初にやったことは、党の最高実力者だった小沢一郎が何故か民主党国会議員百五十人を含め、後援者、経済関連者等、総勢六百名を引き連れて中国詣で、韓国詣でを行った。何の意味があったのだろう。余りにも嬉しくてついつい故郷に錦を飾りたいような気持ちになったのだろうか。

 民主党には帰化外国人が多いらしいけど、一般人と違って政治家は法律を作る立場。帰化した以上、日本の為に働くべきであって、隠れて祖国を応援するならスパイと同じである。どうしても祖国を応援したいのなら堂々と名乗って政治活動をすべきである。間違っても「なりすまし」であってはならない。

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