大阪淀川開運グッズは霊感商法?業者に消費者庁が業務停止命令!で手口を公表

(敬天新聞12月号)


(長期無職の夫と東大阪ラウンジ(関東で言うスナック・プチキャバ)ホステスの妻の日曜に非ず)

大阪開運業者に業務停止命令

 十一月十五日、消費者庁は「パーフェクトディズ」という屋号を用いて、開運ブレスレットの通信販売及び祈祷サービスの電話勧誘販売を行っていた大阪の三社に対し業務停止命令の処分を行った(詳細は消費者庁HP)。その悪質な手口からNHKや大手新聞各紙でも報じられた。
 報道によると、雑誌やネット広告で開運ブレスレットを一万円で販売。「装着方法を説明する」「顔写真を使って無料で運気を鑑定する」などと持ちかけて購入者に電話させるように仕向け、「たくさんの霊が家を取り囲んでいる」などと不安を煽り、高額な除霊や祈祷に勧誘していた。ブレスレットは四千四十六人が購入し大半が除霊などで一人平均約六十万円を契約していた。十三回にわたり計五千九百万円を支払った客もおり三社は過去三年間で約四億円を売り上げたという。

処分業者は大阪淀川グループ

 このパーフェクトディズは「明神流心・明神流華」なる兄妹の霊能者がパワーを込めたという「流気幸珠」という数珠を売っていた当紙で追及してきた大阪淀川グループの一つである。
 そしてパーフェクトディズを皮切りに、処分を受けた三社とはジェイコーポレーション(代表・宮崎功悦)、アドクリエイト梶i代表・宮崎功悦)、潟Aドライン(代表・田中寛昭)である。因みにパーフェクトディズで売上げ四億円ということは、騙っている屋号は他にもあるからグループ全体での総売上は相当なものだろう。行政も警察も国税も手当たり次第に開運業者を調査する価値が充分あると思うよ。

大阪業者追及の発端

 さて当紙は、これまで高額な祈祷料や開運グッズを売る悪質業者を追及し再三再四報じてきた。
 病気や家庭の問題で苦悩している人や高齢者、東日本大震災で被災された方々までもターゲットにし悩みに付け入り、不安を煽る等して高額な祈祷料や開運グッズを売りつける行為が、まるで日本人の良心を蝕む振り込め詐欺やオレオレ詐欺のようで目に余ったからだ。
 当紙は、霊能者を広告塔に電話相談を設置し開運グッズを売る数多ある怪しい業者を調査したところ、住所が大阪淀川方面に集中していたことから、繋がりの深そうな業者を大阪淀川グループと称して報じてきた。
 これまで報じた業者(屋号)は@サクセスライフジャパン(淀川区西中島)A道月住職の数珠を売る永福舎(淀川区西中島)B葉幸堂(京都市上本能寺前町)C中条気功研究所(淀川区木川東)Dパーフェクトディズ(淀川区西宮原)E天羽相談所(淀川区宮原)Fエフェルテ(淀川区新北野)などである(番号は記事を読む便宜上)。
 十月号でも触れたが、道月住職については代理人から当紙へ誹謗中傷はしないで欲しいと通知が寄せられていた。個人を誹謗中傷する意図は無いし、これからもするつもりは無い。しかし、真実は述べさせて頂く。

暗躍する「寺尾拓也」

 当紙が大阪淀川グループの一つとして追及している業者@サクセスライフジャパンは、神のお告げで開眼したという霊能者・二階堂春江先生が開発したという「三神願珠」という数珠を売り、購入した客に対し、不安を煽り高額な商品の購入を迫る悪質業者だ。
 これまで何度も報じたが、このサクセスライフジャパンが送金を指示する口座は「ジオヒロヤ」と称する名義で、ヒミラース霊視鑑定所(淀川区西中島)の口座が「テラオヒロヤ」である。
 これら口座を調査したところ、名義人は「テラオタクヤ」を名乗る人物だということが分かった。そして「テラオタクヤ」なる人物は「寺尾拓也」と書き、苗字を「テラオ」「ジオ」、名を「ヒロヤ」「タクヤ」と振り仮名を変えて複数の口座を不当に開設していたのではないかと疑念を抱き追究してきた。
 そして返金を迫るウルサイ客には潟Wェイコーポレーション関係者の田中寛紹(処分のアドライン代表)が対応し、その潟Wェイコーポレーションの代表取締役が「寺尾拓也」であった。寺尾拓也は今年四月に代表を辞任し宮崎功悦(処分2社の代表)が就任していた。
 この潟Wェイコーポレーションは、寺尾拓也が代表に就任する前の昨年七月まで「木村淳」いう人物が代表を務めていた。当紙は道月住職の数珠を売る業者A永福舎の振込口座の名義人が「キムラアツシ」、業者Fエフェルテの振込口座の名義人が「キムラアツシ」であることから、ジェイコーポレーションの元代表「木村淳」と同一人物ではないのか?という疑念を呈してきた。

嫌疑深まる表と裏の動き

 そんな折、潟Wェイコーポレーション(代表・宮崎功悦)の代理人から、当紙がジェイコーポレーションに対して「悪質な開運グッズ販売業者と決め付ける中傷記事を掲載している」「諸般の事情から解散したので一切掲載しないで欲しい」との通知が送られてきた。因みに業者B葉幸堂の代理人からも、先の道月住職同様に誹謗中傷は止めるようにと通知が届いたが、これら代理人は偶然にも全て同じで弁護士ある。そして、今回の営業停止命令の三社と代表者名を照らし合わせれば、大阪淀川グループの繋がりを疑わざるを得まい。
 そして、これまでに顧問と称する大阪弁の男が「堺のファイブウェイが面倒見てるんヤ」と言ってきたり、警察OBが出てきたり、寺尾拓也が上田藤兵衞で知られる「自由同和会」を名乗る人物を伴い敬天対策で都内に上京しているということも耳にした。
 消費者庁がホームページで処分に至った三社の悪質極まりない行為を具体的に詳しく公表しているが、良識ある人が一読すれば、当紙記事の真意を理解できない者はいないだろう。

厳罰強化急務

 消費者庁が認定した三社による違反の一部を紹介すると、鑑定の結果を告げる際に「左肩に一体と右足首に五体、霊がついている。すぐに除霊をしないと大変なことになる」「不幸になって一家で焼身自殺をしたりして普通では考えられないことが起こる」などと告げる威迫行為。
 勧誘を断った客に対してしつこく電話をかけたり、深夜に電話をかけたりする迷惑行為。クレジットカードの情報を巧みに聞き出し、勝手にクレジット契約を締結する迷惑行為という具合だ。
 このような行為を繰り返し、客が契約せざるを得ない精神状態に追い込み締結に至るのだ。とても行政処分では済まされない所業である。詐欺罪、威迫罪、恐喝罪、どんな罪に問えるのか?既に動いているという警察当局に然るべく処置を願うものである。
 また、霊感商法対策で知られる紀藤正樹弁護士いわく「こんな広告が、女性誌や写真週刊誌を中心に溢れています。消費者庁は、同種の業者にどんどんメスを入れていってほしい」「こうした広告を掲載する雑誌社などのメディアの責任は重大です。猛省を促したいとともに、放任すれば、メディアも被害者に対して損害賠償の責任も免れないことを、心すべき」である(広告の霊能者や体験談の人もだ)。
 然もなくば、悪質業者は次から次へと手を替え品を替え、屋号を変えて蔓延り続けることだろう。行政処分に至った三社が騙っていた屋号「パーフェクトディズ」は、ほんの氷山の一角に過ぎないばかりか、更に悪質な別グループの情報が当紙には寄せられているのだから。

敬天ブログ敬天新聞社ホームページ敬天千里眼不正疑惑(評判・噂)告発