続・ソープ王井山一男、乗取り功労者平岩大二郎

(敬天新聞2月号)

ソープ王、井山一男の全貌

 本紙前号で報じた「ソープ王、井山一男の乗っ取り人生の全貌」の続報である。さいたま市を地盤に手広く不動産業を営む井山一男。複数の企業代表を務める一方、さいたま中央ロータリークラブの理事でもある地元名士である。

 金と地位を得た巷の俗物であれば、残る名誉欲しさに市議や県議といった政治家に転身する者も多いが、井山一男の周辺では立候補の噂すら立たない。政治には全くの無関心なのか、或いは意欲はあっても政界進出に何らかの弊害があるのか。井山一男の本心は諮りかねるが、政治家たる資格が無いことは確かであり、これからも井山一男が政治家を始め重要な公的立場に就く可能性は少ない。

 高級ランチ会やゴルフコンペに参加することが主要な目的であり、地元企業名士(老害)の寄り合いでしかないロータリークラブの理事程度が、井山一男の世間体に於ける名誉職の頂点であろう。何故なら、井山一男には世間一般が受入れ難い風俗産業を事業の柱としている事実があるからだ。

 恐らく、さいたま中央ロータリークラブの会員の多くも、井山一男がソープランドを店子に持つ風俗ビルの経営者であることを知らないのではないか。勿論、職業に貴賎がないことは当然であり、ソープランドの公然売春のアガリから家賃収入を得ていることは恥ずかしいことではない。

本番風俗と暴力団の関係は

 問題は高収益を誇るソープランド周辺には常に裏稼業の面々が張り付いていることだ。井山一男が暴力団に属している訳ではなく、その関係者でもないことは十分に承知している。しかし暴力団排除条例が全国施行されたこの御時世、暴力団周辺者に位置付けされる可能性は否定できない。

 暴力団が巧妙に気配を消した上で、ソープランドを実質的に支配、或いは一部収益を吸い上げているといった危惧は常にある。為らば暴力団の資金源となる物件を貸し出している側は、活動補助たる密接交際者に括られることは容易に想像できることだ。ただし井山一男は危ない事業であることは百も承知のようだ。

 ソープランドを店子に持つ物件を所有する会社には、井山一男の名を探し出すことは出来ない。掲載資料にあるように、代表や役員に就くことなく出資者・株主として影響力を持つ方策をとっているのだ。尤も、ソープランドへの賃貸物件を複数所有していた掲載資料にあるアールアンドアイマネージメントジャパンの資産は、その大半が有限会社ソモンへと売却されているのが現状だ。当然のことソモンの実質的経営者は井山一男に他ならない。

乗取り功労者、平岩大二郎

 さて、親族を策に嵌めアールアンドアイ社を体よく乗っ取った上に、売却を装って高収益物件を完全に手に入れた手口は前号で報じたが、それを成功させるが為には協力者が必要であった。それが、アールアンドアイ社の出資者に名を連ねる平岩大二郎である。平岩大二郎は、井山グループを率いていた故井山健一の部下ではあったが、井山グループの屋台骨を支えていた当時のアールアンドアイ社に出資する立場ではなかった。

 実際は井山健一の実子の代理として知らされもせずに名義を使用されていたに過ぎなかったのだ。それについて平岩大二郎は「アールアンドアイ社の設立時に出資(五十万円)した事実はない。同社が増資した際に(井山一男の)要請を受け十万円は出した」と念書として残している。

 ところが、この僅か十万円が後に平岩大二郎に幸運を齎すこととなったのだ。井山一男の乗っ取りを阻止しようと、健一の実子等はアールアンドアイ社の実権を取り戻そうとした。その際、自分等の味方であると疑いもしていなかった平岩大二郎が、十口の出資権利を井山一男に委任してしまったのである。

 当時、勝手に名義を使用される程度の単なる使用人でしかなった平岩大二郎は、同社の所有権を決定付けるキーマンとなり、結果、裏切ることを選択し井山一男に寝返ったのだ。現在、平岩大二郎は西川口でソープランド事業の傍ら、割烹料理屋を経営するなど、一寸した実業家として薄暗い西川口の顔役となっている。つづく

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