千葉長生郡フラワーパレス白子の管理費修繕積立金とリベート

(敬天新聞8月号)

(舞台) 千葉県長生郡白子町剃金二七三〇番地六、分譲マンション「フラワーパレス白子」

(告発者) 宮島勝氏(住民)

(対象者) 金本茂こと金鉉大氏(フラワーパレス白子管理組合理事長)

(その他) 日本ハウズイング株式会社(管理会社)、FC渕上コーポレーション、東洋メンテ工業株式会社、有限会社アクティブ、平山建設


紹介プロフィールに「リベート要求者」と書かれるとは相当に有名なのか?

フラワーパレス白子管理組合

 千葉県の九十九里浜沿いに、太平洋を一望できるフラワーパレス白子というリゾートマンションがある。バブル崩壊後、この手のマンションは価格が暴落した。

 例えば、スキーヤーやボーダーで人気の新潟県越後湯沢のライオンズのリゾートも管理費滞納などで裁判所の競売物件に出てくれば1万円でも値が付かなかったりする。

 また関東の海沿いでは一番人気の静岡県熱海市のリゾートマンションも、すごい数が競売市場に溢れ、やはり管理費滞納で1万円でも値が付かなかったりする。

 1万円なら入札してみようかと思うなかれ。管理費・修繕積立金の滞納支払義務は競売購入した新所有者に承継される。

 これを支払わないと、新所有者が管理組合から区分所有法五十九条に基づく競売請求の裁判を提起され競売にかけられて手放すことになる。

管理組合理事長とリベート

 フラワーパレス白子も、恐らくはその手のバブル物件で、全室計「257室」もあるのに「居住者」は殆どおらず「区分所有者」つまり各室のオーナーは、それぞれ別の場所に住んでいて、全部で二十数名。

 今回、当紙に寄せられた告発内容は、このマンションの管理組合の「理事長の座」を、金本茂こと金鉉大氏という在日韓国人のお爺さんが十数年にわたり独占し、独裁者の如く、フラワーパレス白子に関わる「修繕工事」等の業者采配をして、業者からの「リベート」により私腹を肥やしているというもの。

 告発者はこのマンションに住む宮嶋勝氏である。宮嶋氏は金本氏の修繕積立金の不正流用は横領であると考え、不正は絶対に許せないと決死の覚悟で追求中とのこと。

リベート要求が慣例化して

 宮嶋氏はフラワーパレス白子の修繕で不正を行ったと思われる業者などに、まめに事実関係の釈明の請求をし続けていた。そして、幾つかの業者から「金本氏が修繕業者にリベートを要求している」ことの疎明資料を入手した。宮嶋氏としては、この金本氏の修繕あっせんリベートを、管理会社の日本ハウズイングが擁護し、後押ししているのではないかと考えているようだ。

 宮嶋氏は他の住民から有志を募り、「フラワーパレス白子管理組合 正常化を求む会」なる名称で、管理会社の日本ハウズイングに対して、度々、質問状を送付している。しかし日本ハウズイングからは紋切り型の短いお断り文章で全く説明責任を果たしていないと言う。

 当紙が宮嶋氏から預った資料を見る限り、金本氏の業者へのリベート要求というのは、間違いないように思える。この「FAX連絡票」という資料に書かれている文言から判断すれば、金本氏のリベート要求は、フラワーパレス白子に関わる業者の間では「慣例(当たり前)」となっているのだろう。

 この平山建設の担当さんが、東洋メンテの担当さんに宛てて、金本氏のことをわざわざ「在日韓国人です(でも、いい人です)」と書いたのは、この担当さんの差別意識ではなく、恐らく金本氏が業者に対してリベートを始めとした「要求」をする際、露骨に韓国人圧力をかましているからこそ、「要注意」ということで善意で付け加えたものだろう。

マンション適正化法違反

 宮嶋氏いわく、この金本氏と日本ハウズイングが組んで、フラワーパレス白子の管理修繕積立金を食い尽くそうとしているのだそう。ただ、こんな所有者不在のスカスカな不人気物件の積立金などたかが知れていて…。

 宮嶋氏は金本氏を始めとした管理組合理事会に「どう考えても不当に高い各種修繕の費用明細の説明」を求めているが、明確な回答はかえってこない。この点(明細書の数字)は当紙も不正の臭いを明確に感じる。

 宮嶋氏は、本当は各種修繕に関するキックバックの要求にかかる、関係者の「私文書偽造」や、保険代金の水増し請求にかかる「詐欺罪」による告訴をしたいそうだ。

 しかしそれには更に資料が必要なため、とりあえず管理組合の理事長たる金本茂氏他数名と、管理会社としての日本ハウズイングをマンション適正化法違反による処罰対象として告訴準備を進めているところだという。

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