二〇〜一〇年以上前まで、東京の小切手金融屋が逃げ延びた先の大阪で始め全国に広まっていった「システム金融」。これは貸付の際に3枚小切手を切らせ、1ヶ月サイトで回収する。50万円貸し、一〇日後に25万円、二〇日後に25万円(これで元金回収)、30日後に20万円の金利。大阪でも東京でも月4割がスタンダードだったから、こんな風な感じで小切手を切らせる。
借り逃げ自己破産乞食のサラリーマン多重債務者と違い、自営業者の場合、何とか商売を破綻させたくなくて止むに止まれず高利のヤミ金に手を出してしまう事が多く、当時は昭和バブル破綻後の恐慌時だったから、このシステム金融は嫌でも儲かった。
集客法はスタッフが名簿片手にファックス広告したり、サンスポ〜報知などの金融欄広告を利用して集客したり。スタッフが多い組織は商工ファンドのように見よう見真似で電話営業したりと。
システム金融は、貸付の時だけ慎重にし、小切手に必ず知人の裏書と印鑑証明を付けさせ、更にリース車じゃない車持ちか自宅自己所有者にだけ貸していれば、ほとんど9割5分回収でき、今流行のインチキ人権擁護の自己破産弁護士のバカの一つ覚えの自己破産申立て通知に悩まされる事もない、いい商売なワケだ。やってたヤツは「あんな儲かる商売なかった」と必ず言う。
東証マザーズ上場企業にアドバックス(東証マザーズ・株価コード4749)という会社がある。ここ数年で無数の破綻寸前の企業に買収を仕掛け「うまい手口」で買収企業の資産を吸収し、事業拡大しているアドバックスグループの実質的オーナーは細川徳生という人物。地方の一システム金融業者からウマい事のし上がったヤミ金界の「勝ち組」である。
この細川徳生アドバックスグループ内に一時在籍し内部を熟知し、そして現在はアドバックスグループの人間関係に嫌気が差して脱退し、裸一貫でアドバックスグループの悪行を糾弾し続けているSさんという方がいる。
(マスコミにとってお客さんだからか?アドバックスの違法を取り上げるメディアがなく、アドバックスの違法行為とSさんの闘争は『株式会社チャンスイットとの裁判のプレスリリース
』としてブログ形式でSさん個人が配信している)
Sさんは今年の春にも細川徳生アドバックスグループの違法行為や、細川ら各人の過去の危険な商行為などを世間に知らしめる為インターネットを使って報じた。するとその行き過ぎた部分を細川徳生と子分の中根慎一(アドバックスグループ企業・株式会社チャンスイット 代表取締役、アドバックス 取締役)らに揚げ足取られ「名誉毀損」で告訴され、逮捕されてしまった。
とはいえ警察にしても本当に悪いのはどちらか分っており、だからこそ、Sさんは現在もちゃんとシャバにいて、元気にアドバックスグループの悪行糾弾を続けているわけである。
ところが実はSさんの受けた被害というのはこの「言いがかり告訴」だけではなかった。Sさんはなんとも驚く事に今年の6月初頭から中旬に至るまで軟禁されていたのである。
Sさんはチャンスイットの中根慎一および、アドバックスグループ企業・クロスエー取締役の福井健二、そしてアドバックスグループ企業で名古屋証券取引所セントレックスに上場している株式会社DPGホールディングス(株価コード3781)代表取締役の松田純弘ら3人に自宅に押しかけられ半強制的にPCや各種書類らと共に自宅から連れ出された。(その時、なくなったPCや宝飾品に関しては警察に盗難届けを出している)
冗談のようだが、6月3日、上場企業の役員らに連れ出されたSさんは、東京都中央区銀座7丁目の日本興亜ビル9Fの細川徳生の事務所に運び込まれ、13日に隙を見て逃げ出すまでの10日間、軟禁されていた。暴行については診断書で全治3週間にも関わらず加害者にお咎めは無しで、軟禁についても警察としては罪に問い難いと及び腰。そんなだから、今度は17日再び呼び出され、細川徳生への謝罪文を書かされた。
警察にアドバックスグループに対する遠慮があるとは思えない。細川一派は、経済面では株式相場で莫大な利益を上げ、その利益をせっせと蓄財・運用し、細川グループのポートフォリオはどんどん膨張し続けているらしい。
細川の子分、中根でさえSさんが知っているだけで「金の延べ棒」を十何本だかと現金やらを隠している貸金庫を所有しているそうだから。
細川らは、Sさんに複数の民事訴訟を提訴して、Sさんが裁判疲れするのを狙っているそうだ。細川徳生らが、これだけSさんに執拗な攻撃を仕掛ける理由はSさんが『株式会社チャンスイットとの裁判のプレスリリース
』等を通して粘り強く細川らの不正を訴え続けるからで、続けられる事によってSさんの声が増幅され、また、内部告発≠ニいう事でリアルなグループの手口を詳細に報じ続けられれば、マスコミは無視を決め込んでもネット上での騒動によって、いずれ検察や国税局が本格捜査を始めざるを得ないことを理解しているから…だろう。
このままSさん単独では、罠に嵌ってSさんが加害者にさせられ不幸な幕引きとなる可能性が高い。そういう不条理を許さぬため、本紙もアドバックスグループの不正追及に参戦し公表していく所存である。
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