細川徳生潟Aドバックス(東証マザーズ・株価コード 4749)の中野サンプラザ再開発介入(中編)

(2009/10/14)

 前編の補足であるが、ビジネスバンクコンサルティング(ジャスダック上場 株価コード3719)元社長の大島一成氏に、株式会社アドバックス(Advax Corp.東証マザーズ上場・株価コード:4749)のオーナー、細川徳生氏がメルセデスベンツのプレゼントで近づき、一時は中野サンプラザの区分所有権やら中野区駅前の莫大な再開発利権を手中にすることに成功しかけた。ところが、細川氏はこころざし半ばで中野サンプラザや中野区再開発グループ側から関係を断ち切られそうになり、大島氏とも犬猿の仲になってしまったと書いた。

 細川氏としては1億円という「破格値」で手にした中野サンプラザ9Fの所有権を是が非でも数十倍の価値にしたいのが人情という事で、この9Fに「SOHO支援」という名の秘書代行商売SOHO用レンタルオフィス「サンプラザオフィス」≠始めているが、追加情報として、この中野サンプラザ9Fの所有権、細川氏が1億円で入手したときでさえ、どう見積もっても10数億円はするだろう、という見方が多く、「なぜ、たった1億円で入手できたのか?」というのが、筆者がこの事を知人の不動産屋さんや都内で地上げをやっている人に聞いて回って得た意見だった。それだけ、細川氏は「買い物上手」という事なのだろう。

 で、どうして細川氏と大島氏が犬猿の仲になって、大島氏が行方知れずになってしまったか?である。細川氏と大島氏の離別の、直接的な原因は、中野区の再開発利権の儲けの分配や中野サンプラザ所有権の転がし方の意見の相違等ではなく、(ビックリしたのだが)なんとお寿司屋さんでの飲み会の席での口ゲンカ、からなのだそうである。

 話は数年遡るが、まず平成16年11月に、大島氏の株式会社BBHと細川氏のアドバックスチャンスラボ(代表小澤雅治)が、中野サンプラザの運営会社である株式会社中野サンプラザの株主となった。

 このチャンスラボが樺野サンプラザの株主となる事により、樺野サンプラザが所有する「サンプラザ中野9Fの所有権」をチャンスラボがたった1億円で手に入れることが出来たわけだ。

 樺野サンプラザが第3セクターなのか、どういう法人であるか知らないが、10数億円は下らない「サンプラザ中野9Fの所有権」をチャンスラボに1億円で売ってしまえば、例えばサンプラザ中野9Fの所有権の価値をギリギリ10億円と換算したって樺野サンプラザが9億円の損害を被るわけだ。また、中野駅前の大再開発が始まれば、今でさえ10数億円は下らない「サンプラザ中野9Fの所有権」が超近代的な町並みになった「新生中野駅前の超一等地の所有権」に生まれ変われば、この所有権の価値が幾らに「おおばけ」するか・・・チャンスラボおよび細川氏らにとっては想像を絶するボロ儲け話である。そして樺野サンプラザにとっては大損害なワケである。

 この続き「後編」はまた明日。(つづく)

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