2009/10/19
悪党が稼ぎ出した銭は何処へと流れていくのか。犯罪収益をご丁寧に税申告するトンマ野郎は見たことがない。不動産やマンション並みの高級車を買えば、税務署が喜んですっ飛んでくる。勿論、本人名義の銀行預金などはもっての他である。
為らば、何処かに埋めて隠すのか。以前、当方でも追及した、架空のエビ養殖事業をでっち上げ、800億円以上を騙し取った黒岩勇(懲役14年確定=組織的詐欺)は、群馬県にある御先祖様の墓に1億円を埋めて隠していたという例がある。子孫の詐欺の片棒を担がされるとは、仏様も哀れである。さぞや、あの世で嘆いているに違いない。斯様に、曰く付き銭の扱いは大変なのである。結局、犯罪収益を手にした悪党は、足が付きにくい装飾品を身に纏い夜の街で豪遊することで、銭を撒き散らすのが関の山だ。領収書さえ必要とせず、金払いがいい連中を相手にした商売人らにとっては、まさにお大尽様である。
さて、マルチ企業「ビズインターナショナル」(さいたま市大宮区)の石原茂男代表は、最前線で銭を掻き集めたが、自身の懐は満たされなかったようだ。一方、高額なサーバーを売って犯罪収益を吸い上げたフレパー・ネットワークス(港区虎ノ門)の宮之内誠人代表は、上場企業のテークスグループ(相模原市=山本勝三代表)を事実上の支配下に治めるがために銭をつぎ込み、一瞬にしてマルチ企業の黒幕から上場企業の大株主様へと変貌を遂げた。それでもあり余る銭の使い道として、オスの本性を剥き出しに夜の街でばら撒いているという。
ビズインターナショナルが、精力的にマルチ活動に勤しみ収益をあげていた昨年3月頃、宮之内誠人もまた、ある意味「精力的」に夜の街に繰出していた。特に、銀座でも指折りのクラブである「クラブオロオロ」(銀座8−5−1)へは、頻繁に通いつめていたという噂が、宮之内誠人の周辺関係者から漏れ伝わっている。当然、目当てのホステスを口説くが目的であったようだ。3ヶ月余りを要し首尾よくタレントくずれのホステスをものにしたようだが、これまた金満家の常套手段にならい、女を囲いつつ関連会社の社長に据え、自己都合の銭(出所はマルチ収益)の管理を任せているという。
サンテレビ系の番組出演が唯一のタレント活動だったという女が、今では本物・偽物セレブが大量に巣くう、六本木ミッドタウンに住むまでに成り上がったらしい。まさにホステスの王道である。因みに、宮之内誠人は銀座界隈では先生と呼ばれているらしい。教える内容は、やっぱりマルチ錬金術とマネロン手法ですか?
敬天ブログ | 敬天新聞社ホームページ | 敬天千里眼