アクサ生命不正契約にファンケル創業者関与?

(敬天新聞2月号


不正契約のために用意された「契約用のハンコ」。 100億も儲けてなぜ「死亡」したのか 死んだ本人さえ分らないだろう

不正契約で百億以上の利益のアクサ保険代理店

 仏保険大手アクサグループ「アクサ生命保険」と、代理店契約していた金融会社「信和総合リース」(千代田区神田錦町)が、凡そ一万件の不正契約を結び、生保会社から百億円規模の販売手数料を得ていたことが分かった。
 不正契約していた信和は、昨年十二月に経営破綻しており、アクサが被った損害の回収は、事実上不可能とされている。そもそも、アクサと信和の代理店契約は、保険販売の数が増加する毎に手数料が跳ね上がるといった成果主義(オーバーライド契約)だったことから、被害が拡大したとみられる。
 ただし、アクサ側にも営業成績を伸ばすが為に、信和の不正に気付きながらも其れを黙殺し、より積極的に不正に関与していた向きもあり、純然たる被害者とは言い難い部分があるのも事実だ。

不良代理店に融資していた大物税理士

 この不正契約の仕組みだが、信和が全国の税理士から名義貸しをする企業の紹介を受け、企業の変わりに保険料の支払いを行い、概ね三年未満の内に契約解除するというものだ。
 この際、企業の紹介者である税理士には紹介料を、名義を貸してくれた企業には謝礼を、信和はそれぞれに支払っていた。それと共に、信和は多額の手数料と、保険解約時の払戻金を手にし、その不正に得た資金を更なる契約へと転用したのである。
 つまりは、本件の本質は単なる自転車操業でしかなかったのであるが、破綻が確定するまでの間は皆が潤うシステムであったが為に、誰もが足抜けすることが出来なかったに過ぎないのである。また一部報道では、名義貸し企業を紹介するだけではなく、信和に対し五億五千万円を融資した大物税理士の存在が明かにされていた。それが、日本税理士会連合会の森金次郎前会長である。
 推測すれば、この融資金は立替保険料の原資として使用されたのであろう。言うならば森金次郎前会長は、信和の不正契約を潤滑に運営させたキーマンであったということだ。

ファンケル化粧品創業者・池森賢二氏の関与


ファンケル池森氏の
穏やかな笑顔も
裏情報を知ると
油断できない
商人の氷の微笑
 さて、ここ迄が本件について一般紙が報道した主な内容である。しかし、当紙が独自に掴んだ本件の実態は、この程度(一般的には重大事件である)ではない。
 何より、不正契約の仕組みについては、名義貸し企業も納得済みで協力したということだが、不正契約の大半は企業に了解を得ることなく、信和と税理士との間で契約をでっち上げていたのだ。
 信和の元幹部社員の証言によると、同社本社に保管している数千本の判子を使い、日々新たな架空保険契約を作成し、同時に保険解除の作業を通常業務としてこなしていたというのだ。
 信和と税理士は、名義貸しを渋る企業が多いことから、為らば内緒で契約してしまえと、殆ど詐欺的手法の愚行に及んでいたのが真相のようである。更には、日本税理士会連合会の森金次郎前会長が、本件のキーマンと取り沙汰されているが、同人が脇に追い遣られる程の大物財界人の関与に本紙は注目している。
 その人物というのが、化粧品メーカー大手「ファンケル」の創業者にして現名誉会長の職にある池森賢二氏である。
 同人は、信和に対して百二十億円余りの資金を投下していたとされ、ある意味、信和のオーナーであったといっても過言ではない。

マスコミが報じない怪死亡事件のナゾ

 まだまだ、報じられていない血生臭い事実がある。
 信和の創業者は、資金繰りの悪化が表面化し、最早、破綻は避けられないといった状況の昨年九月二十五日に、代表を辞任した。その四日後には、新たに代表就任した税理士(池森賢二氏の旧友)の指揮下にて、同社保有の債権約五十億円が債権譲渡登記されていたことが判明している。
 この税理士は、恰も債権譲渡の手続きが目的だったかのように、素早く代表から退いている。それから約三週間後の十月十九日、信和の創業者は都内のホテル客室にて死亡しているとこを発見された。死亡原因は病死ということらしいが、直近まで同人の生前を知る関係者は一様にその死に疑問を抱いているという。
 更には、事件首謀者の死と同時に、同人名義の税理会計コンサル企業「ライナインシュアランス」(資本金三億九千万円・信和本社と同一所在)の株式が、先の税理士名義に書き換えられたというのだ。
 真相を最も知る人物の死と、銭に群がる悪徳税理士による巨額資産の不透明な移動、その背後に大物財界人の影ありと、まるで定番のサスペンスドラマを見ているかのようだ。兎に角も、本件が在り来りの経済犯罪では無い、ということは確かである。現在、鋭意取材を継続中。

敬天千里眼

悪徳不正疑惑(金融不動産公害etc)徹底糾弾

敬天新聞社トップページ