大潟村あきたこまち偽装米事件、損をしたのはスーパー丸正のみ?

2009/08/21

大潟村あきたこまち偽装米に涌井徹氏は無関係

 秋田県大潟村あきたこまち生産農家の中の一部不心得者による、千葉・埼玉・茨城・福島産も混合されたブランド米ならぬブレンド米、つまり大潟村あきたこまち偽装米事件に対する情報提供は多い。

 ちなみに最近の情報整理の過程で、大潟村あきたこまち生産者協会の涌井徹氏は、先日報じたとおり国の減反政策には真っ向から対立し行政訴訟などで争っているものの、当紙が「大潟村あきたこまち偽装米事件」のメインテーマに掲げている大潟村産あきたこまちと千葉・埼玉・茨城・福島産あきたこまちとのブレンド米販売には、ほぼ無関係な純粋な反骨起業家じゃないか?という確信が出てきた。

 大潟村農家の人達に涌井氏に対する反発は多いが、反発する人達も『いや偽装米はね、涌井さん関係ないって。あれ(偽装米販売)は大潟村同友会つって菅原清治つうのと秋田農友会つって株式会社農友ってのをやってる川渕文雄つうのがやって、大潟村同友会の菅原っつうのは責任とって辞めたんだからね』『そんで、農友らの顧問やら重役やらやってる村上彬つう大潟村村会議員が火消しに駆けずり回ったんだから』と声を揃えている。

 これは、当紙が「大潟村あきたこまち偽装米事件」を始める切欠になった時に、当紙にこのスクープを提供下さった方が「実際、こういう構図だと思う」と話してくれていたものとも一致する。(骨組みは上記の通りで、涌井氏は「株式会社大潟村穀物検査協会」による偽装米のチェックうんぬんのところで名前のあがる程度か名義貸しで関係している程度だが、それが大潟村内の「初期・取材協力者」により歪曲されて伝えられていたのかも知れない。当紙にスクープを提供下さった方も「涌井がどう係わるのかは分らないが・・・」と言っていた)

大潟村あきたこまち偽装米スーパー丸正が負った信用失墜度合いは?

 首都圏物流センター・小池詔二もいつの間にか本紙を敬遠するようになった。こいつも結局、本紙の糾弾のおかげで口止めの条件として美味い思いをしているんだろうな。でなけりゃ、最初の頃のように「偽装米を十数年に亘って純米大潟村あきたこまちだと言われて仲介し、信用がゼロになった。許せない」という怒りと義憤で、ふつうはこちらに協力するはずだろう。

 首都圏物流センター・小池詔二を通じて販売された「大潟村あきたこまち混合偽装米が出回ったのは、東京電力、三宅島災害復興、関電工、安川電気、荏原製作所羽田工場、埼玉工場、そして都内のスーパー丸正などで、スーパー丸正の顧客クレームから混合偽装米だとバレたわけだ。

 スーパー丸正は東京都内中心の一大スーパーチェーンである。東京以外の人には知られていないが、新宿辺りに住んでいるとスーパー丸正のお世話にならないわけにはいかない。多くの都心住民、特に新宿辺りは金持ちでもスーパー丸正を使う。(決して貧乏人スーパーではない)だから、大潟村あきたこまちを好んで購入する客層もあったのだろうし、そんな舌の肥えたセレブ客がスーパー丸正の常連だったからこそ「客が混合米の偽装を見破った」のであろう。都会は隣近所のつきあいが疎遠なんてのはド田舎者のやっかみからくる都市伝説で、都内の主婦達は横のつながりが非常に密接だ。スーパー丸正大潟村あきたこまち偽装米ひとつで都内の主婦のひんしゅくを少なからず買ったはず。

おい、小池! スーパー丸正に信用補填はすませたか?

 首都圏物流センターの小池詔二は、大口の取引先であるスーパー丸正に対する信頼を混合あきたこまちによって一気に失ったわけだ。恐らくスーパー丸正への商いは小池のメイン収入につながるくらいの重要な位置を占めているはずだ。丸正への信用を失えば小池も顔に泥を塗られたどころの騒ぎじゃなく、商売あがったりの深刻な状況になったはず。

 大潟村農友会やら有限会社ゆうきやら農友やらの経営に参画し、一体、いつ大潟村村会議員としての村民のための活動をしているのが疑問を持たざるを得ない村上彬大潟村村会議員の暗躍があったそうだ。

 スーパー丸正が顧客に対して失った信用はちゃんと補填するのかという話だ。しかし小池はしがないブローカーであり、自分さえ利益を得られれば、もう丸正のことなど良いのだろう。しかし、首都圏物流センター・小池詔二は、腹いせに、この「大潟村あきたこまち偽装米事件」を社会正義に反する悪行だくらいの勢いでチクっていたくせに、今や逃げ隠れするとは・・・もしかして相当の「得」があったということだろう。

 小池詔二は偽装米を売りつけた先のスーパー丸正、東京電力、三宅島災害復興、関電工、安川電気、荏原製作所などにはいずれ謝罪をしないといけないだろう。スーパー丸正以外はエンドユーザー相手の商売じゃないから、そこそこ弁償してもらえば充分だろうが、スーパー丸正がお得意さんの常連客から失った信用は大きく、この事件で一番損をしているのはスーパー丸正なんじゃないか?という気さえする。

 ところで、この「大潟村あきたこまち偽装米事件」を主導した大潟村同友会。菅原清治の辞任後に引き継いで現在代表取締役となった仁田原豊は、本紙にスクープ提供くれた記者には、あること・ないこと・湧井氏のこと・・・などなどポロポロ教えてくれたのに、本紙が入ったらピタリと口を閉ざした。いきなり、公開質問状を送ったので警戒してしまったのだろうか?こいつら結局、湧井氏をよく思ってなかったのかなぁ?

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