マルチ企業の背後に潜み大儲けの傍ら、NTTドコモと

事業提携を進めるフレパー・ネットワークスの正体とはD

2009/07/02

 NTTドコモからFOMA網の提供を受け、仮想移動体通信事業者(MVNO)サービスに参入を目論んでいるのが、フレパー・ネットワークス(宮之内誠人社長)である。事業内容を簡潔にいえば、よそ様(NTTドコモ)のフンドシを拝借し、土俵(携帯電話事業)に上がって相撲(通話・データ−通信事業)をとる様なものだ。

 とはいえ、新興企業が天下のNTTドコモと事業提携できることだけでも大したものである。さて、前途洋々のフレパー・ネットワークスに糾弾街宣を仕掛けると、マルチ企業「ビズ・インターナショナル」と深い取引関係にある「IDR」(小林正幸代表)が、当方との話合いを求めてきた。

 フレパー・ネットワークスとIDRは資本関係に無い別会社ということだが、小林正幸はフレパー・ネットワークスの大株主(14%所有)である「鰍eHD」の代表でもあることから、当方への対応に向けられたのであろう。街宣から2日後の6月19日、IDRの本社(ビズ社同様、レンタルオフィス)にて、以前から要求していた取材が漸く実現したのである。

 小林正幸を含め関係者5〜6人のなかで、場を仕切ったのがフレパー・ネットワークスの笹川大助監査役であった。この手の説明に、企業側の監査役が出張るのは珍しいことである。フレパー・ネットワークスの事業執行の役割は、一般的な企業とは異なるようである。話合い冒頭、ビデオ撮影と30分の時間制限を設けたいと言うので、それを了承し取材が始まった。

 結果、取材時間は大幅に超過したのだが、終始強く弁明したのが、マルチ企業ビズインターナショナルとは無関係であるということ、密接な取引実態があるIDRの立場については、僅かであるが道義的責任があるかもしれないので、ビズインターナショナルにはチョロっと文句を言ったという。

敬天ブログ | 敬天新聞社ホームページ | 敬天千里眼