脱毛美容の業界制覇を企む「エステティックTBC」

松倉知之代表の節操なき儲け処世術に斬り込む A

2009/05/02

 美容脱毛の施術先として、医師がいる美容外科と自称プロのエステティックサロンのどちらかを選択するべきか、顧客も悩むところである。其々の長所として、美容外科なら何かと安心、サロンなら手軽さであるといったところか。この長所を置き換えると、其々の短所にもなるということだ。

 最大関心事の効果についていえば、顧客の異なる要望(永久脱毛か簡易処置)もあり、一概にどちらがいいとは言えない。又、施術費用についても、業者の言い値である以上、お得感の判断は下せない。但し、両者には決定的な違いが存在する。医師免許を有しないサロンでは、医療行為に属する施術や、医療機器を扱うことさえも出来ない事である。

 言うならば、美容外科がエステの真似事を自由に出来る事に対し、エステは自身の専門分野を荒らされたところで、競合相手の医療行為には指先一つ触れる事さえ許されないのだ。つまりは、エステ業者が最も危惧することが、美容外科資本によるエステへの本格進出であるといえるのだ。

 とはいえ、外科医のなかで美容外科を傍系として見下している事もあり、これまでエステ市場が大規模に荒らされた事実は無い。しかし、医師のプライドよりも銭儲けが何より大事だとする、ドライな外科医が登場したのである。

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